my life as a dog 5
昨日の続き。
さて、アタシはなんとか犬の人と自分の意見を融合させて、
あややにメールをしたの。
「綾子さま
メールありがとう。
綾子さんの思いが痛い程、伝わってきたわ。
あんたが彼氏と別れたくないって言うなら、そうした方がいいと思うの。
それについては、アタシは何も言う必要ないわよね。
ただ、彼氏と続けるってことは、
あんたは飼い主にならなきゃいけないってこと。
どう考えたって、彼氏はあんたのことを試してる。
あんたが彼氏の気持ちに答えてくれているかどうか、
それを試しているの。
しかも、軽い気持ちではなく、彼はとても真剣にそれをやっているの。
アタシの憶測なんだけど、彼はひょっとしたら、
自分が綾子さんから愛されているかどうか、自信がないんじゃないかしら?
自信がないから極端な行動を取って、あんたを試している。
これは幼い男の子が好きな女の子を、ついいじめちゃうみたいな行動よ。
男には、そういう幼い部分が、いつまでも消えずに残ることがよくあるの。
しかも、年を得れば得る程、それは歪んで形を変えるわ。
つまりね、彼が犬になってしまう行動。
それは綾子さんのことを体全体で「好きだーーーーー!!」
と言ってるのと同じだと思う。
ねえ、ここは綾子さんも、
彼の精神レベルに合わせてあげるってのは、どうかしら。
まず相手を5歳の男の子だと思って。犬だとは思わないで。
5歳の男の子と、綾子さんは一緒に遊んでいるのよ。
でも、そのことは相手に悟られないこと。
彼の前では5歳の男の子ではなく、犬として扱ってあげるの。
公園へ行くとき、首輪とリードをつけていってもいいと思うわ。
だって、子供の「犬ごっこ」に付き合っているだけだもの。
もし、それが難しいっていうのであれば、
彼氏と一緒に外に散歩に行くときは、
「首輪とリードをつけずに歩く」
というふうに彼氏を訓練してあげたらいいと思うの。
彼が犬だって言うのなら、それは「調教」だと言っておやり。
で、そのご褒美として、うちの中で首輪をつけといてあげればいいわ。
そんなことをしているうちに、
つまりは綾子さんが、彼氏のわがままと付き合ってあげるうち、
彼は自分が愛されているんだという自信を取り戻すでしょう。
5歳の男の子が、自信を持つことで、
今の年齢の男に変わるわ。
期間的にどのくらいの長さがかかるかはわからないけど、
別れたくないっていうなら、やってみる価値はあると思う。
また、何かあったらメールして。
トラ 」
明日へ続く。


